師匠の原稿⑦
『命運』 用術
「命運」
命は天意で役目を宿した先天的他力の宿命で、運は自己選択で自らの命を運ぶ後天的自力運である。
『玄命館』
「神占術」
全一根元の宇宙真気に感応同化する事で陰陽、神仏を超え、更にその用(ハタラキ)を駆使して人を永遠の幸せえと導く気の神技用方術である。
実技の方術は内観、顕彰へ導く「陰陽内法」と、命、卜、相、医、山、の「外法五術」及び「自然法」を行使 する
術効は自然に昇運して行く「福寿禄官印」と魂の覚醒(メザメ)である。
「算命学」
古来王室皇家に伝承し、門外不出であつた森羅万象の解理と人事百般の掌握操従
法であり
自然科学と天文、哲学、人間学、軍学、帝王学を網羅し、その一部である占技占法は内法165、外法6万種の技法に及び、凡ゆる占いや預言善導の聖典、ルーツともされている。
思想の原義は老子、思考の根幹は陰陽五行説、理論
と実技は鬼谷子により完成された。
「陰陽道」
「太極-陰陽五行律-現実自然界」と化転循環する宇宙の実相を明観しさえすれば
身は天空に化して現界事象や人間模様の悉くが手に取る如くに見え、その前途を
見誤る事も全くなくなる。
又自身においては、吉凶成敗、苦楽善悪、老若生死等 の虚影を覚り
相対と集合均衡の真理を直視容認するだけで、あるがまま当り前の法界を得て日々是好日を得る。
「古神道」
神、人を含む霊界解義による操神駆仏法(ソーシンクブツホウ)だが真正(マコト)の神観を得れば「宇宙、自然界の法則、経輪を吾が用となす」である。
一般に言う霊界とは人氣(ジンキ)を宿す冥府幽界
を言い魔性(オカルト) の世界であり、現在の宗教界の一部にも深く浸透しているがここでは
鎮魂帰神法
言霊の気術
大破浄霊法
鎮護真法 等の精随極意を駆使して神人合一開悟えと導く。
「雑占技」
家相、地相、墓相、人相、手相、骨相、方位、 姓名学等巷に氾濫する運命学で今生(コンジョウ)を対象の吉凶苦楽の操作技法(最高14%) 故個人の欲望を助長し利己心に加勢して一喜一憂をもたらす小手先の技法で各法力は3%前後である。
「宿命」
天地の易交、自然界の必然、祖霊の要望が一点に和した結果 「吾」 を地上に遣はし(出生)、その使命(役目)を果させる為、本人の意志、行動の如何を問はず
巨大な力で押し流す他力運(持つて生れた命の定め)で神仏の法力も歯が立たぬ
「運命」
自己と時間、環境との接点で現はれては消え去る一時一象の泡沫運だが、自力自由の選択を許されているため錯誤し易い。
「運勢」
生命エネルギーが燃えている勢いを言い、運勢自体に吉凶はないが完全燃焼の命の炎は宿命と運命の稼働(ハタラキ)を大にする。
「天運」
地上で生きる(生きた)者は皆、人であり何人を間はず同種で貴賎優劣はない
がその役目は個有でありそれを天命天祚と言う。
「地運」
自然界、地球の思恵生存環境を言い、太陽、 大地、 水や、風火や動植物等の恵みよつて各々の運界を作る。
「人運」
有史来の先人が残した知徳、習性等の遺産及び家系累代先祖の遺徳因縁と家系、社会の人脈から生じる運態。
「幸運」
平凡にして平穏、余徳を喰べて生き
恙き日々を重ねて定命を得る。悲喜は順転し生涯の帳尻は+となる。
「強運」
吉凶共鮮明に顕現し破乱は大で多成多敗
自力で強行し向上性大だが心は常に食欲にして空しさが去らず。
「不運」
結果事に意図に反し不満絶える事なし
努力は空転し悲嘆は更に苦境を招き自ら徒労の人生を築く。
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