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師匠の原稿④

『自然真観』
有無循環
自然とは、在りのままの事実、当り前の出来事が訪れては去る現象の流れである。

自然とは在りのままの事実が常に変化し作ら進行する成り行きで神の経輪とも言う。

自然が形に顕れた事象を自然界と言い、それを動かす諸法則と原動力が真の神仏である。

自然の元質と原動力は宇宙であり、 宇宙はあらゆる原素が充満し活動し続けている氣界である。

氣界の動態と実体を真理と言い真理を明観実得するを真観と言うが、肉体をもち現実・有界に在る人間にとっては吾が原体(ホンシツ)であり乍ら捕捉不能の世界であり、
真理が自然界に顕れて活動する様に接して始めてその法則性やパワーを感知し

思索範囲内に捉える事が出来、 間接的に真理を察知し得るのである。

と言う事は日常身辺の事象にこそ真理が偏在するのである。

気とは無中の有と有中の無であり、その活動は無から有を生じ、有は無に帰るとの無限の循環であるゆえ、人は自らの肉体の中に実在する無を悟り、肉体は無の1部で1時の発現であるとの「自己内観」を得さえすれば誰もが容易に超相対の本義に達し

「解脱真覚を得る」

は当然なのである。
何故ならば、自らこそが真理の具現であり、無形の
真氣(宇宙)は本来吾がものにして、 常に同行しているとの当然の事実(小宇宙観)をそのま、にフット感得し認知するに過ぎないからである。

元素充満の「気」が超高速の運動を続ける過程で相反する質、 陰気と陽気が生じ逆質は結合し同質同志は反発するとの離合集散が行はれ
又純氣と濁氣に分れ清浄の純氣は上昇して「無形の天」となり濁氣は重沈して 「有形の地・自然界」となる。

この宇宙の実相が「森羅萬象」であり老子

「道の道ふ可きは常の道に非ず。
名の名く可きは常の名に非ず。
無名天地の始め、 有名萬物の母。
故に常無以て其の妙を観んと欲し
常有以てその徹を見んと欲す。
此の両者は同じく出でて名を異にす。
同じくこれを玄
と謂う玄の又玄衆妙の門」と喝破し

孔子は「はじめに太極あり、 太極両儀を生じ
〜」と言い

聖書でも「大初に言あり、言は神なりき…」と顕彰している。

陰陽合体し固結すると「宿魂」となり人間生命の原質となるが
生後更に外界の真氣と融合成長して
自カとパワー(生命力)を強めて行く

然し生存の環境が地上である為(優勝劣敗の場)濁気優位(肉体、欲望、闘争的)のバランスを保ち乍ら周囲の事物事象とも調和しつつ(適者生存)

各々の人生を織り成すがその間の分裂と融合、肉体(有)と霊魂 (無)、争和、 非喜、昇降等の陰陽バランスを保てなくなると肉体は解体し

元の無形の氣界=天に帰る。

それを移尊は「生者必滅会者定離」と言い浮き世の
習いとしている。

この生と死、有無の気の循環が人の生命の実相、真理の具現であり
釈家は「輪廻転生」と唱している。

師匠の原稿④より♪f:id:sanmeifuku:20200614185253j:image