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叙事詩 神の化身

叙事詩 神の化身

 


無とは完全なる充足ゆえに、何も無いということ。

 


完全なる充足とは、全てのものが永遠に存在するが故に無いと同じ事。有ることを忘れてしまうこと、それが無。

 


無は無であるが故に、見るものもなく、聞くものもなく、言うこともなかった。

 


そして、素晴らしいものを見たく、素晴らしい音を聞きたく、素晴らしい声で歌いたくて永遠の楽園を創った。今私たちがいるこの世界を創った。

 


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最初は天と地とがあっただけである。

シーンと静まり返ったホールの中で、いつ始まるかという緊張の中で、指揮者がタクトを振り始めるが如く、その瞬間に音が出た。

 


音は地平線に波を作り山々が出来、慈愛に満ちた次の音が海を創り、情熱に満ちた音が太陽を創った。

 


情熱は海の水を蒸発させ、続く音が雲を、更なる情熱が雷の音となり雨が降り、地に水がいきわたる。皆の合唱が萌え出ずる草を呼び、花が咲き、木々が生え、森が出来、季節が生じ・・・・・

 


そして、その素晴らしい作品の出来栄えに、私たちはとうとう地に降りた。

神の化身の誕生である。

 


そして、大地を、海を、空を、太陽を、星々を、全てを楽しんだ、友人である動物たちと共に。

 


地に降りた化身たちは更なる素晴らしさを求め、創作にいそしんだ。

 


その創作は競争となり、いつの間にか勝者が出来、また敗者が出来た。その対比は全てを際立たせた。

 


しかし、永遠にさえ思えるほど続くこの競争は敗者の山を築き、とうとう戦いにまでなった。神々の戦争である。

 


戦いは終わることを知らず、そして化身たちの心には恐怖というものが出来た。

 


その恐怖を忘れるために、睡眠と呼ばれる、見なく、聞かなく、言わない時、つまり一晩だけの死を作った。

 


しかし勝者は眠らず、生き返った化身に来る日も来る日も、敗者に敗者の屈辱をしいた。

 


そして、その大いなる恐怖はとうとう死者を作ってしまった。この時化身は人間になったのだ。

 


しかし、永遠の生命を持つものが故に永遠の死はなく、また生まれるのである。輪廻の始まりでもあった。

 


勝者も所詮勝ち続けることは出来ず、いつしか敗者になり、そして地上にいる全ては死を覚えてしまった。

 


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救いの時

 


しかし、世界を作った私たちは、全員が皆最初の自分を思い出す「時」を作っておいた。

 


その「時」とは「今」なのです。思い出した時が「今」なのです。それがいつであろうとも「今」なのです。

 


私たちは過去の思い出を昨日のことのように思い出す能力があります。記憶です。記憶は瞬間を永遠に変える力を持っている、偉大な能力です。

 


「今、ここ、この瞬間に生きている」

 


この実感を得ること、そしてそれを持続する。

これが出来るようになった時、私たちは肉体を持ったまま永遠を生きられるのです。

そういう時代が来ているのです。

 


私たちは一呼吸毎に、完全なる充足と完全なる死を経験しています。

息を吸いきった満足と吐ききった死です。

 


満足は安心を、死は休息をもたらし新たな生への活力を生み出すのです。

 


「今、ここ、在るがまま」を理解することは、生の意味を、又死の意味を教えてくれます。

 


そして、それを理解した時に私たちは「そのまま」になるのです。

 


生も死も超越し、そのままにして永遠になることを、自分が自分に許すのです。

全てから自由になるのです。

 


完全なる自由の獲得です。

 


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救世主

 


人々が望むような救世主は現れません。

救世主が現れ大きく手を広げ 世界よ平和になれ などという夢は奴隷の見る夢です。

 


私たちは一人一人が世界を作っている創造主なのです。

 


神の子などといつまでも親に期待を残していてはこの暗黒とさえ想える世界からは抜けられません。

 


あなた自身が 目を開き、立ちあがり、行動を起こし、自分が思う理想の世界を創るのです。

 

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アセンションとはあなた自身のドラマの始まりです。